新しいデザインの証印シールの使用開始

法務省入国管理局の発表のとおり、外国人が入国する際のパスポートに貼付される証印シールのデザインが変更されることになりました。

法務省入国管理局:新しいデザインの証印シールの使用開始について

証印シールは、外国人が日本に入国する際にパスポートに貼付される上陸許可のシールで、在留カードが交付される場合も、在留カードが交付されない場合も、パスポートに貼られます。

証印シールには、上陸許可の記載と、許可年月日、在留期限、在留資格、在留期間、QRコードが記載されています。

過去、証印シールはオレンジ色でしたが、現在は灰色の証印シールに変わっています。

2012年7月の在留管理制度の変更以降、在留資格変更許可時、在留期間更新許可時には、証印シールは貼付されないこととなっています。

法務省入国管理局:Q&A在留管理制度よくある質問

現行の上陸許可の証印シールのデザインは五三桐と呼ばれる桐紋ですが、新しい証印シールは富士山と桜のデザインとなります。

桐紋には、五三桐、五七桐などがあり、日本政府が使用する紋章です。

法務省の紋章も五三桐を使用しています。このため、法務省管轄の司法書士の徽章(バッジ)も五三桐になっています。

このように五三桐は日本を象徴する紋章の一つであり、外国人の上陸許可の際の証印シールも五三桐になっていましたが、現在の日本の観光立国推進政策のため、より外国人に認知度の高い、富士山と桜がデザインされることとなりました。

新しいデザインの証印シールは、色彩もあり、訪日する外国人に喜ばれるのではないかと思います。

新しい証印シールは2018年2月21日から、すべての空港で使用が開始されます。

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