平成28年末現在における在留外国人数について

先日、平成28年末現在の日本に在留する中長期在留者の数値が公表されました。

法務省:平成28年末現在における在留外国人数について(確定値)

近年の外国人の受け入れ増加により、中長期在留者及び特別永住者の人数は、238万2822人となり、平成27年末よりも15万633人増加しています。

国別でみると、中長期在留者及び特別永住者の最も多い国籍は、中国で、69万5522人の方が在留しており、全体の30%弱を占めています。

中長期在留者及び特別永住者数の多い国は、中国に続いて、韓国、フィリピン、ベトナム、ブラジル、ネパール、アメリカ、台湾の順となっていますが、ベトナムと、ネパールの増加率はそれぞれ36%、23%と、急増しているのが分かります。

また、在留資格別でみると、在留資格「留学」が12%、「技能実習」が18%と増加していることから、これらの在留目的で、日本にやってくる外国人が増えていることがわかります。

統計情報をみると、ベトナムは「技能実習生」の在留資格が多く、ネパールは「留学」「技能」の在留資格が多いことから、その国毎に送り出し機関や、留学あっせん機関などの背景があるのではと思われます。

政府統計の総合窓口(e-Stat)

日本は、労働者人口が不足し、外国人の労働力を受け入れるため、在留資格の規制緩和を行っていることから、今後も中長期在留者をはじめとする在留外国人の数は増加していくものと考えられます。

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