
在留期間更新許可申請とは
在留期間更新許可申請は、日本に在留している外国人が、在留期間満了後も引き続き日本に滞在するための期間更新手続きです。
在留期間更新は、常に認められるわけではなく、法務大臣は更新を適当と認める相当の理由があるときに限り、変更許可がなされます。
在留期間の更新許可申請は、6か月以上の在留期間をお持ちの場合は、在留期間の満了する3か月前から申請することができます。引き続き在留を希望される場合は、早めに申請をした方がよいでしょう。
在留期間の更新を忘れてしまい在留期間が経過してしまった場合は、オーバーステイによる退去強制処分に該当しますので、在留特別許可を申請する必要があります。
在留期間更新許可の申請の流れ
在留期間更新許可の申請の流れは次のようなものになります。

在留期間更新許可の申請は、事前にご本人、ご家族などと十分な打ち合わせをして、必要性や相当性のある詳細な理由書を作成してから申請を行います。
在留期間更新許可申請のポイント
在留期間更新許可の申請をする場合は、次の点に留意する必要があります。
- 在留期間更新許可申請は、現在6ヶ月以上の在留期間を持っている場合は、3ヶ月前から申請できます。
- もし在留期間更新の審査中に在留期間が満了する場合であっても、最大2ヶ月間は在留することができます。
- すでに在留目的を終えているときは、期間の更新はできませんので、在留資格変更の許可申請をすることになります。
- 何らかの理由により、在留期間の更新が不許可になる心配のある方は、専門家にご依頼ください。不許可になると帰国しなければならななくなります。専門家は、適切な資料の準備や理由書の作成などを行いますので、本人が申請するよりも許可になる可能性が高くなります。
- 在留期間の更新を忘れてしまった方はオーバーステイになっているため、速やかに在留特別許可の申請をしなければなりません。手続きが遅れると入国管理局の調査により、拘留されることになります。在留特別許可は厳しい審査がありますので、ご自身やご家族がするよりも専門家に相談すべきでしょう。
在留期間更新許可申請が不許可になったら
在留期間更新の申請が不許可になると、日本に滞在することができなくなります。
不許可後は30日間の出国準備期間があり、その期間内に帰国をしなければなりません。ただし、この期間内に速やかに不許可事由を解消し、適切な書類を整えて入国管理局に在留資格変更許可申請や、在留特別許可申請をすることにより、帰国を免れることができる場合があります。
出国準備期間はとても短いため、在留期間更新許可が不許可になった場合は、まず専門家に助けを求めることが大切です。